第5回タイニーハウス小菅デザインコンテスト2021を実施するに当たり、主催者である舩木直美小菅村長にインタビューをしてきましたので、お知らせいたします。
―本日はお忙しい中、インタビューに応じていただき、大変ありがとうございます。コロナ過で日本中が落ち着かない世の中になっておりますが、こんな中コンテストを開催いただき大変ありがとうございます。
今日はまず、最近の村の動向などをお聞かせ願います。マスコミでもいろいろ話題の多い村ですね。
舩木村長:
世間に注目をしていただけることは有難い事です。コロナ禍の中、不安な日々を送られている人が多いと思いますが、安全な山間地ならではの対応をしていきたいと考えております。移住・定住に関しては空き家の有効活用をしたいと考えておりますが、個人の資産ゆえの難しい問題があり活用の妙案は中々ありません。そこで村としてはタイニーハウスの考え方を生かした単身住宅や家族向けの家を建設してまいりたいと思います。
観光面では森林に目を向け、森の文化を創り出したいと思います。美しい景観を生かした場所作りや森の中で遊ぶ場所を提供したいと考えています。
イベント等は小さな規模に切り替えたいと思います。
また、古民家ホテルやビール工場など村外の企業に進出していただいておりますが、最近では今話題のドローンを活用した輸送ネットワーク構築実証実験を行いたいとの企業が村と協定を締結、すでに運航に向けた準備が始まっております。ドローンは輸送だけでなく村では遭難者の捜索や災害対応、薬の搬送等運送以外の目的でも活用を期待しております。
つくる座が開発したルースターハウスにも期待しております。組立解体が出来る家、楽しいですよね。災害時の対応や平時ではキャンプ場での活用など新しい可能性を感じます。
―有難うございます。第5回目を迎えたタイニーハウスデザインコンテストについて今年のテーマは「私のタイニーハウス」と言うお題ですが、この点についてはどう思われますか。
舩木村長:
まさかこんなに続くとは考えておりませんでしたが、うれしい限りです。小菅村と言えばタイニーハウスと言われるよう続けることが大事と思います。今年のテーマについてですがタイトルにとらわれず、個性ある自由な発想で提案していただければと思います。
―有難うございます。最後に応募者さんに舩木村長からメッセージをお願いいたします。
舩木村長:
小菅村は人口わずか700人の小さな村ですが、森林資源は大変豊富です。この資源を何とか有効活用したいと考えています。コンテストにおいてもこの資源の有効活用を提案していただければと思います。新しい発想で、次のタイニーハウスを提案してみてください。このコンテストを通して皆さんがご自分の家のことについて考えてくれたら少しはお役に立てるかと思います。楽しくて、面白い提案沢山期待しております。
小菅村にも遊びに来てください。コロナに負けずに頑張りましょう。
相変わらず、元気な舩木村長でした。コロナ禍のこの時間生かすためには、じっくりと家の未来や自分の将来について考えるには最適の期間ではないでしょうか。事務局からも皆様からの熱い提案を沢山お待ちしております。
以上